2008.04/25(Fri)
ほんの1人の少女の出来事
<掲示板『変な世界』より転載>
「あのブログ」の、その後 - 早乙女
2006/09/01(Fri) 19:27
↓以前紹介した、エイズに犯された元風俗嬢のブログ。
『なにもない』
「自業自得」という誹謗中傷のコメントは、ずいぶんと減った気がします。
彼女の書いた記事に「グッ」と来たので載せてみます。
『笑いながら泣く子供』
私の名前は優実
私が生まれたのはとても厳しい父と、とても優しい母に、頭のいい妹が住む一般家庭で生まれた。
私は長女。小さいころから泣き虫な子供だった。
おばあちゃんにはいつも「優実はにやけるとかわいいね」と言われ続けて私は自分の笑顔が大好きだった。
父親からも「優実は笑顔がいいな 本当に嬉しそうだな」
親戚で集まった時も「なんて笑顔がかわいいんだろうね」と言われ私はすごく嬉しかった。
近所のおじさんにも「今日も優実ちゃんは笑ってるね。かわいいね」
私はいつでも笑っていた。
笑うと元気がでた。
妹が生まれて、数年たったとき、父親が言った。
「おまえは妹より頭が悪いな」
「そんな頭じゃもう家からでてもらわないとな」
小学生の私はあまりのショックに泣いた。
すると父親はこう言った。
「なんで笑うんだ?何が面白いんだ?こいつには何言ってもダメだな・・・」
おばあちゃんが最後に言った私への言葉
「辛いことがあると笑いなさい 優実は笑顔が素敵なんだからね」
誰にも負けない自身があった私の笑顔
なぜか私は笑いながら泣いていた。
中学に上がりますます父親の態度は豹変した。
「家からでるな。恥ずかしいから」
「妹を見習え。おまえはなんで長女で生まれたんだ」
「学費が安い高校へいけ、妹のほうがいい高校へいける」
私はいつの間にか自傷行為を繰り返していた。
母親が私の手首の傷を見つけて、父親にこう言った。
「あなた少しは子供のことを考えて!」
するとすかさず父親はこう言った。
「優実!そんなに自分が惨めだと言いたいのか。もう死ぬなら家族の見えないとこで死んでくれ。」
私は気を失いかけるほどの失望に包まれた。
私はつねに笑ってた。
私は知っていた、笑顔になると相手も笑顔になってくれる。
私は知っていた、笑顔でいると回りも笑顔になる。
そして
自分を守るため。
自分を表現するため。
自分を相手に分かってもらうため・・・
つらいときには笑顔を・・・
悲しいときにも笑顔を・・・
自分を励ますために笑顔を・・・
中学を卒業して母親に家を借りてもらって東京に出た。
夢も希望もなくただ家からにげるため。
私にはそうするしかなかった。
ゆいいつ安らげる家が地獄だったから・・・
ほんの一人の少女の出来事です
今日は辛いので続きはまた書きます。
――↑の続き――
神様にお願い事があります
神様はわたしに罰を与えました
命を作り出す行為を安易に考え繰り返した私への罰
神様は私の命をここから無くそうとしています
もし・・・もし願いがかなうなら。
この世に生を受けて、私が初めて褒められた笑顔を、私の最後の時に奪わないで下さい。
そしてここに来た全ての方にわずかながらの夢と希望を与えてあげてください。
その後の彼女の日記↓
「あのブログ」の、その後 - 早乙女
2006/09/01(Fri) 19:27
↓以前紹介した、エイズに犯された元風俗嬢のブログ。
『なにもない』
「自業自得」という誹謗中傷のコメントは、ずいぶんと減った気がします。
彼女の書いた記事に「グッ」と来たので載せてみます。
『笑いながら泣く子供』
私の名前は優実
私が生まれたのはとても厳しい父と、とても優しい母に、頭のいい妹が住む一般家庭で生まれた。
私は長女。小さいころから泣き虫な子供だった。
おばあちゃんにはいつも「優実はにやけるとかわいいね」と言われ続けて私は自分の笑顔が大好きだった。
父親からも「優実は笑顔がいいな 本当に嬉しそうだな」
親戚で集まった時も「なんて笑顔がかわいいんだろうね」と言われ私はすごく嬉しかった。
近所のおじさんにも「今日も優実ちゃんは笑ってるね。かわいいね」
私はいつでも笑っていた。
笑うと元気がでた。
妹が生まれて、数年たったとき、父親が言った。
「おまえは妹より頭が悪いな」
「そんな頭じゃもう家からでてもらわないとな」
小学生の私はあまりのショックに泣いた。
すると父親はこう言った。
「なんで笑うんだ?何が面白いんだ?こいつには何言ってもダメだな・・・」
おばあちゃんが最後に言った私への言葉
「辛いことがあると笑いなさい 優実は笑顔が素敵なんだからね」
誰にも負けない自身があった私の笑顔
なぜか私は笑いながら泣いていた。
中学に上がりますます父親の態度は豹変した。
「家からでるな。恥ずかしいから」
「妹を見習え。おまえはなんで長女で生まれたんだ」
「学費が安い高校へいけ、妹のほうがいい高校へいける」
私はいつの間にか自傷行為を繰り返していた。
母親が私の手首の傷を見つけて、父親にこう言った。
「あなた少しは子供のことを考えて!」
するとすかさず父親はこう言った。
「優実!そんなに自分が惨めだと言いたいのか。もう死ぬなら家族の見えないとこで死んでくれ。」
私は気を失いかけるほどの失望に包まれた。
私はつねに笑ってた。
私は知っていた、笑顔になると相手も笑顔になってくれる。
私は知っていた、笑顔でいると回りも笑顔になる。
そして
自分を守るため。
自分を表現するため。
自分を相手に分かってもらうため・・・
つらいときには笑顔を・・・
悲しいときにも笑顔を・・・
自分を励ますために笑顔を・・・
中学を卒業して母親に家を借りてもらって東京に出た。
夢も希望もなくただ家からにげるため。
私にはそうするしかなかった。
ゆいいつ安らげる家が地獄だったから・・・
ほんの一人の少女の出来事です
今日は辛いので続きはまた書きます。
――↑の続き――
神様にお願い事があります
神様はわたしに罰を与えました
命を作り出す行為を安易に考え繰り返した私への罰
神様は私の命をここから無くそうとしています
もし・・・もし願いがかなうなら。
この世に生を受けて、私が初めて褒められた笑顔を、私の最後の時に奪わないで下さい。
そしてここに来た全ての方にわずかながらの夢と希望を与えてあげてください。
その後の彼女の日記↓
2008.04/10(Thu)
合法トリップ
思いも寄らない怪我で、緊急手術をすることになった。
今、僕は、手術台の上で、ノーパンのまま、足を広げている・・・。
こんな格好じゃないと、手術が出来ないのだろうか。
いや、オペする先生がやりやすい方が、自分にとっても安心だ。
しょうがない。
しょうがないけど、ひとつ気になる・・・。
先生は手術するんだから、その位置でいいよ。
けど、
何故、ナースが僕の、「足と足の間」のポジションをキープしてんだよ!
股間丸見えやないかいっ!横でいいだろ、横でっ!
道具を先生に渡すのも、汗を拭くのも、横で出来るじゃない!
と、思ってると、先生が、足をツンツンして、「これ、感じますか?」と聞いてきた。
「いえ」
「それでは、始めます」
も・・・、もう切るん?
なのに、それなのに・・・ナースが出て行ってしまった。
お、お前。先生を置いて何処へ・・・?
すると、
今まで流れていたクラシック音楽が止まり、
突然、
ズダッ、ズダン!
ズズダダダンダンダン!
みたいな、激しいドラムの音の後、ノリのいいシンセの音が、大音量で流れ出す。
「なんだ?・・・これ・・・」
あっけに取られたが、聞き覚えのある、このイントロは・・・
(♪何食わぬ顔して 違う女の話をしないで〜♪)歌が始まった。
これは・・・!、久宝留理子という人の、「男」という曲だ。
<当時流行った歌で、連日、TV、ラジオで流れていた>
(♪少しやさしさが 足りないんじゃない〜♪)
ナースが戻ってきた。
キミがこの曲を、セッティングしてきたのか?
今、病院内で、流行っているのだろうか?
とうとう先生が、僕の足にメスをいれた。
(♪私はあなたの ママじゃないのよ〜♪)
曲がサビに近づくと、先生がマスク越しに、モゴモゴと何か言ってる。
♪愛、愛、愛、愛、 愛してると〜♪
♪繰り返し 言ってるじゃない〜♪
う、歌っとる!
って言うか、ノリノリ!
先生、好きなの?・・・久宝留理子・・・。
これについては、何の説明も無い。普通です、みたいな顔をして手術をしている。
そっかぁ〜、わかった。
手術室のBGMって、患者をリラックスさせる為じゃなく、
先生の士気を高める為にあるんだぁ。勉強になるなぁ。
って、本当?神様っっ!!
いいの?これでいいの?と、思いつつ、2時間が経過。
先生、簡単な手術だって、おっしゃったじゃないですか!
3時間が経過・・・。
とうとう、説明がある。
「ここの骨と骨を繋ぐ金具が、ごにょごにょ・・・」
「結局、繋がらない神経も、ごにょごにょ・・・」
オイ!さっき歌ってた時みたいに、声張らんかいっ!
そろそろ麻酔も切れかけてるんじゃないか?
4時間が経過した頃、右足全体に耐えがたい苦痛が・・・。
例えると、4時間の間、自力で足を上げっ放しにして、下ろしたくても下ろせない状態か?
とにかく、これ以上は考えられない、今まで味わったことの無い、
痛さとダルさが、同時にピークに達したような究極の苦痛が僕を襲ってきた。
僕はとても我慢強い方だが、これ以上我慢すると、(狂う)と、思った。
思ったというか、感覚で分かった。
先生とナースも、それは分かっていたようで、
とうとう僕が、「苦しい、痛い、ダルい」と言うと、点滴から、モルヒネを入れてくれた。
モルヒネが体に回ってくると、目を開けているのに、視界がぼやけた。
目の前に誰が居て、何をやっているかは、分かっている。
しかし、それが夢なのか現実なのか、判断が出来なくなっていた。
少し、幻覚も見たような気がする。
嫌なものではない。
心地いいような。
そうか、
俺、
トリップした!
そして・・・
結局、手術は5時間に及ぶ、大手術となったのである。
苦い思い出となった、この手術で、2つのプレゼントをオペ室から、もらった。
ひとつは、何故かくれた、久宝留理子のCD。
もう一つは、僕の足の中に入れていた、金具。
CDは10年以上、聞いていない。
足に入っていた金具は、僕の部屋の、
思い出の写真がいっぱい張ってあるコルクボードのド真ん中に、今も飾られている――
☆ 終わり ☆
今、僕は、手術台の上で、ノーパンのまま、足を広げている・・・。
こんな格好じゃないと、手術が出来ないのだろうか。
いや、オペする先生がやりやすい方が、自分にとっても安心だ。
しょうがない。
しょうがないけど、ひとつ気になる・・・。
先生は手術するんだから、その位置でいいよ。
けど、
何故、ナースが僕の、「足と足の間」のポジションをキープしてんだよ!
股間丸見えやないかいっ!横でいいだろ、横でっ!
道具を先生に渡すのも、汗を拭くのも、横で出来るじゃない!
と、思ってると、先生が、足をツンツンして、「これ、感じますか?」と聞いてきた。
「いえ」
「それでは、始めます」
も・・・、もう切るん?
なのに、それなのに・・・ナースが出て行ってしまった。
お、お前。先生を置いて何処へ・・・?
すると、
今まで流れていたクラシック音楽が止まり、
突然、
ズダッ、ズダン!
ズズダダダンダンダン!
みたいな、激しいドラムの音の後、ノリのいいシンセの音が、大音量で流れ出す。
「なんだ?・・・これ・・・」
あっけに取られたが、聞き覚えのある、このイントロは・・・
(♪何食わぬ顔して 違う女の話をしないで〜♪)歌が始まった。
これは・・・!、久宝留理子という人の、「男」という曲だ。
<当時流行った歌で、連日、TV、ラジオで流れていた>
(♪少しやさしさが 足りないんじゃない〜♪)
ナースが戻ってきた。
キミがこの曲を、セッティングしてきたのか?
今、病院内で、流行っているのだろうか?
とうとう先生が、僕の足にメスをいれた。
(♪私はあなたの ママじゃないのよ〜♪)
曲がサビに近づくと、先生がマスク越しに、モゴモゴと何か言ってる。
♪愛、愛、愛、愛、 愛してると〜♪
♪繰り返し 言ってるじゃない〜♪
う、歌っとる!
って言うか、ノリノリ!
先生、好きなの?・・・久宝留理子・・・。
これについては、何の説明も無い。普通です、みたいな顔をして手術をしている。
そっかぁ〜、わかった。
手術室のBGMって、患者をリラックスさせる為じゃなく、
先生の士気を高める為にあるんだぁ。勉強になるなぁ。
って、本当?神様っっ!!
いいの?これでいいの?と、思いつつ、2時間が経過。
先生、簡単な手術だって、おっしゃったじゃないですか!
3時間が経過・・・。
とうとう、説明がある。
「ここの骨と骨を繋ぐ金具が、ごにょごにょ・・・」
「結局、繋がらない神経も、ごにょごにょ・・・」
オイ!さっき歌ってた時みたいに、声張らんかいっ!
そろそろ麻酔も切れかけてるんじゃないか?
4時間が経過した頃、右足全体に耐えがたい苦痛が・・・。
例えると、4時間の間、自力で足を上げっ放しにして、下ろしたくても下ろせない状態か?
とにかく、これ以上は考えられない、今まで味わったことの無い、
痛さとダルさが、同時にピークに達したような究極の苦痛が僕を襲ってきた。
僕はとても我慢強い方だが、これ以上我慢すると、(狂う)と、思った。
思ったというか、感覚で分かった。
先生とナースも、それは分かっていたようで、
とうとう僕が、「苦しい、痛い、ダルい」と言うと、点滴から、モルヒネを入れてくれた。
モルヒネが体に回ってくると、目を開けているのに、視界がぼやけた。
目の前に誰が居て、何をやっているかは、分かっている。
しかし、それが夢なのか現実なのか、判断が出来なくなっていた。
少し、幻覚も見たような気がする。
嫌なものではない。
心地いいような。
そうか、
俺、
トリップした!
そして・・・
結局、手術は5時間に及ぶ、大手術となったのである。
苦い思い出となった、この手術で、2つのプレゼントをオペ室から、もらった。
ひとつは、何故かくれた、久宝留理子のCD。
もう一つは、僕の足の中に入れていた、金具。
CDは10年以上、聞いていない。
足に入っていた金具は、僕の部屋の、
思い出の写真がいっぱい張ってあるコルクボードのド真ん中に、今も飾られている――
☆ 終わり ☆
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