2008.05/18(Sun)
長方形の猫
猫って、どこか不気味。
昔から化け猫とか、妖怪に例えられてるし。
なによりも、あの目だ。
あの恨めしげな目。
これから先も、ずーっとそんな目で俺を見続けるつもりだろうか・・・・・・
この安アパートに引っ越してから、風呂場に毎日、隣の飼い猫が入ってくる。
風呂に入った後、乾燥させるために窓を開けておくのだが、
何故かこの部屋だけ、風呂の窓に格子が付いていないのだ。
おかげで隣の猫、入り放題。
まぁ、風呂場に入るぐらいは許せる。
しかしコイツは風呂場のドアを開け、キッチンにまで入ってくる。
そう、この猫は、風呂場のドアを器用にも開けてしまうのだ。
僕を見ても怖がらない。 堂々としている。 ふてぶてしいヤツ・・・。
僕の前の住人がこの猫を可愛がり、毎日おやつでも与えていたのだろう。
猫好きにはたまらないだろうが、僕はあいにく猫アレルギー。
別の意味でたまらないのだ。
ある日キッチンへ行くと、いつものごとく、
風呂場のドアが開けられ、進入した形跡が、あちこちに残っていた。
そして、あるものを見つけ、僕はとうとう行動に出る決心をした。
いや、行動に出なければならなかった。
風呂場の隅に、ヤツの糞尿が残っていたのだ・・・・・・。
コノ・・ウラミ・・ハラサデオクベキカ・・・
数日後・・・・・・
もう、寝ようかと思っていた時、キッチンの方で物音がした。
キタナ・・・・・・アノヤロウ・・・。
ワルサーP-38(エアガン)に、弾を1発だけ入れる。
キッチンへの扉を開けると、悪びれる様子も無く、そこにいた。
そいつに向けて構える。
僕の考えでは、コイツの体のどこかに弾を当てて驚かせ、風呂場の窓から追い出すつもりだった。
これで、二度とここには来なくなるだろう・・・。
パン!
引き金を引いた。
と、同時に、運命の風が!
強風が風呂場の窓から入ってきてドアを閉め、猫の退路を瞬時に塞いでしまった!!
パニックを起こした猫は、僕の足元をすり抜け、奥の部屋のベッドの下に隠れてしまった。
もう、どうやってなだめても、餌で釣っても、一向に猫は出てこない。
一度失った信用は元には戻らないようだ。
アレルギーで、猫に触ることが出来ない僕は、とうとう最後の手段に・・・。
・・・・もう一発撃つしかない!
「スマン」と思いながら、猫が逃げやすいように退路を作り、撃った。
猛ダッシュでキッチンに逃げ込む猫!
次はキッチンから風呂場へ追い込むのだ。
また寝室に入って来ないよう、しっかりドアを閉めキッチンの明かりを点けた。
猫・・・猫・・・猫・・・
あれ?
いない!
確かにキッチンへ逃げるのを見た。
キッチンには隠れるところが無い。
5cmぐらいの洗濯機と流し台の隙間を覗いてみる。
いるわけが無い。
風呂場のドアは閉まっている。
ということは・・・?
完全な密室で猫が消えたぁぁぁぁぁぁ!!!
怖っ!
いったいどこへ行ったのだろう?
これはコンロ、これは食器かご、これはまな板、これは洗濯機・・・洗濯機?
あやしい。
裏を調べる・・・・・・いない。
そんな、まさか・・・ふたを開けてみた・・・・・・。
いないっつーの!
自分から入れないっつーの。
ちょっとぉー、怖くなってきたよ!
ドキドキしながらキッチンを歩き回った。
あれ?
見る角度が変わると光の反射が変わる。
み、み、見ーつけたっっ!!
えーっ! こんな所にーっ!
なんと猫は、コンロの後ろにある細長い僅かなスペースに、キッチリ、ピッタリ、ハマっていた。
黒い背中がコンロの影に見えていたのだ!
背中を棒で突いても猫は1ミリも動かない。
・・・夜中の3時を回ったが、隣の飼い主を呼ぶことにした。
独身の中年女性なのだが、挨拶ぐらいしかしたことがない。
挨拶しかしたことがないけど、叩き起こしてやった。
事情を話すと、すぐに支度をして来てくれた。
飼い主はコンロの後ろにピッタリと、ほぼ長方形に身を固めた猫を見てビックリしていた。
「タロウ!タロウ!」と、飼い主が言うと、猫はあわてて飼い主に飛びついた。
ガッチリと飼い主に抱きついて、ブルブルと震えている。
「どうしたの!? タロウ!」
「あの・・・、早く連れて行ってください」
女性はキッ! と、僕を睨むと、「こんなタロウ、初めてだわっ!」と、
アンタ、なんかしたでしょう! とでも言いたげな態度で帰っていった。
その時、
飼い主に抱かれたタロウと目があった気がした・・・・・・。
・・・あの目だ。
あの恨めしげな目。
これから先も、ずーっとそんな目で俺を見続けるつもりだろうか・・・・・・
昔から化け猫とか、妖怪に例えられてるし。
なによりも、あの目だ。
あの恨めしげな目。
これから先も、ずーっとそんな目で俺を見続けるつもりだろうか・・・・・・
この安アパートに引っ越してから、風呂場に毎日、隣の飼い猫が入ってくる。
風呂に入った後、乾燥させるために窓を開けておくのだが、
何故かこの部屋だけ、風呂の窓に格子が付いていないのだ。
おかげで隣の猫、入り放題。
まぁ、風呂場に入るぐらいは許せる。
しかしコイツは風呂場のドアを開け、キッチンにまで入ってくる。
そう、この猫は、風呂場のドアを器用にも開けてしまうのだ。
僕を見ても怖がらない。 堂々としている。 ふてぶてしいヤツ・・・。
僕の前の住人がこの猫を可愛がり、毎日おやつでも与えていたのだろう。
猫好きにはたまらないだろうが、僕はあいにく猫アレルギー。
別の意味でたまらないのだ。
ある日キッチンへ行くと、いつものごとく、
風呂場のドアが開けられ、進入した形跡が、あちこちに残っていた。
そして、あるものを見つけ、僕はとうとう行動に出る決心をした。
いや、行動に出なければならなかった。
風呂場の隅に、ヤツの糞尿が残っていたのだ・・・・・・。
コノ・・ウラミ・・ハラサデオクベキカ・・・
数日後・・・・・・
もう、寝ようかと思っていた時、キッチンの方で物音がした。
キタナ・・・・・・アノヤロウ・・・。
ワルサーP-38(エアガン)に、弾を1発だけ入れる。
キッチンへの扉を開けると、悪びれる様子も無く、そこにいた。
そいつに向けて構える。
僕の考えでは、コイツの体のどこかに弾を当てて驚かせ、風呂場の窓から追い出すつもりだった。
これで、二度とここには来なくなるだろう・・・。
パン!
引き金を引いた。
と、同時に、運命の風が!
強風が風呂場の窓から入ってきてドアを閉め、猫の退路を瞬時に塞いでしまった!!
パニックを起こした猫は、僕の足元をすり抜け、奥の部屋のベッドの下に隠れてしまった。
もう、どうやってなだめても、餌で釣っても、一向に猫は出てこない。
一度失った信用は元には戻らないようだ。
アレルギーで、猫に触ることが出来ない僕は、とうとう最後の手段に・・・。
・・・・もう一発撃つしかない!
「スマン」と思いながら、猫が逃げやすいように退路を作り、撃った。
猛ダッシュでキッチンに逃げ込む猫!
次はキッチンから風呂場へ追い込むのだ。
また寝室に入って来ないよう、しっかりドアを閉めキッチンの明かりを点けた。
猫・・・猫・・・猫・・・
あれ?
いない!
確かにキッチンへ逃げるのを見た。
キッチンには隠れるところが無い。
5cmぐらいの洗濯機と流し台の隙間を覗いてみる。
いるわけが無い。
風呂場のドアは閉まっている。
ということは・・・?
完全な密室で猫が消えたぁぁぁぁぁぁ!!!
怖っ!
いったいどこへ行ったのだろう?
これはコンロ、これは食器かご、これはまな板、これは洗濯機・・・洗濯機?
あやしい。
裏を調べる・・・・・・いない。
そんな、まさか・・・ふたを開けてみた・・・・・・。
いないっつーの!
自分から入れないっつーの。
ちょっとぉー、怖くなってきたよ!
ドキドキしながらキッチンを歩き回った。
あれ?
見る角度が変わると光の反射が変わる。
み、み、見ーつけたっっ!!
えーっ! こんな所にーっ!
なんと猫は、コンロの後ろにある細長い僅かなスペースに、キッチリ、ピッタリ、ハマっていた。
黒い背中がコンロの影に見えていたのだ!
背中を棒で突いても猫は1ミリも動かない。
・・・夜中の3時を回ったが、隣の飼い主を呼ぶことにした。
独身の中年女性なのだが、挨拶ぐらいしかしたことがない。
挨拶しかしたことがないけど、叩き起こしてやった。
事情を話すと、すぐに支度をして来てくれた。
飼い主はコンロの後ろにピッタリと、ほぼ長方形に身を固めた猫を見てビックリしていた。
「タロウ!タロウ!」と、飼い主が言うと、猫はあわてて飼い主に飛びついた。
ガッチリと飼い主に抱きついて、ブルブルと震えている。
「どうしたの!? タロウ!」
「あの・・・、早く連れて行ってください」
女性はキッ! と、僕を睨むと、「こんなタロウ、初めてだわっ!」と、
アンタ、なんかしたでしょう! とでも言いたげな態度で帰っていった。
その時、
飼い主に抱かれたタロウと目があった気がした・・・・・・。
・・・あの目だ。
あの恨めしげな目。
これから先も、ずーっとそんな目で俺を見続けるつもりだろうか・・・・・・
私も猫苦手なんでそんな状況に陥ったらすぐに隣の住人を呼びに行くと思う。
網戸でもつけてもらったら?
そこに引っ越さなくてよかった…。
網戸でもつけてもらったら?
そこに引っ越さなくてよかった…。
なひな | 2008.05.20(火) 11:31 | URL | コメント編集
猫アレルギーだけど、猫は好きなんだよ。可愛いと思うし。
ただ、隣のタローは可愛くなかった。
現在、隣の人は引っ越して、もう3年も空き部屋なんだよ。
ただ、隣のタローは可愛くなかった。
現在、隣の人は引っ越して、もう3年も空き部屋なんだよ。
早乙女 | 2008.05.21(水) 21:27 | URL | コメント編集
行ってたら隣に強制引越しだったな。
あぶねー。
あぶねー。
なひな | 2008.05.26(月) 23:45 | URL | コメント編集
ほんと、あの時、静岡に来ていたらどんな人生だったろうね・・
オレはね、こっちに来て後悔していません。
オレはね、こっちに来て後悔していません。
早乙女 | 2008.05.28(水) 20:15 | URL | コメント編集
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